日頃よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。
ついこの間までお正月だと思っていたのが、あっという間に1月も終盤。自由が丘店恒例の踊るシシマイも、また来年までさよならです。
週末から寒波の影響でものすごい寒さが続いております・・・。
ご来店の際には十分暖かくしていらしてください。
さて、冬になると毎年増えるのが
「最近電池の減りが早いんだけど・・・」
「新しい電池入れたのに交換のお知らせ音がすぐ鳴るよ」
といった補聴器の電池に関するお問い合わせです。
今回は電池の取り扱いについて改めてご紹介いたします。
補聴器を動かしているのは空気亜鉛電池と呼ばれるボタン型の電池になります。
シールを剥がしてから1分ほどおいておくと、電池の表面に開いた穴から酸素を取り込み、化学反応で発電し始めます。サイズの異なる4種類の電池があり、ご使用の補聴器によって使う電池は変わります。
PR536(10A)・・・黄色 5~7日
PR41(312)・・・茶色 7日~10日
PR48(13)・・・オレンジ 10日~14日
PR44(675)・・・青色 14日程度
一度シールを剥がすと放電は続き、徐々に電力を消耗していきます。電池のサイズやご使用補聴器の調整(強い出力に設定していれば電池消耗も早くなることがある)にもよりますが、上に記した日数が各電池の寿命目安です。
実はこの空気亜鉛電池、低温低湿な冬の気候では持ちが短くなってしまいます。
乾燥した空気が電池の中にある電解液の水分を蒸発させてしまい、寿命に影響してしまうのです。
また、電池が冷え切った状態だと電圧が上がりきらないことがあります。そうすると補聴器が弱い電圧を検知し、新品の電池を入れたばかりなのに電池交換のアラームを誤報してしまうことがあるのです。
お部屋をガスストーブなどで暖気する場合も注意が必要です。締め切った部屋に充満した二酸化炭素が電池に浸入すると、それが電池寿命に影響を及ぼすこともあります。
冬場の電池使用に関してできることとしては
①電池を指でつまみ、人肌で温めてから使うようにする
②こまめに換気し、室内の二酸化炭素を逃がす
③ふだんよりも少し多めに電池をストックしておく
といったことが挙げられます。
もっとも、②はこの大寒波のなかではちょっと実践しかねますね・・・寒